雛人形
本日の名古屋市の気温は8℃、最高気温は14℃です。
日本列島広しと言えど、かたや沖縄の気温は20℃、最高気温は25℃と気温差に驚いてしまいます。
しかしながら二月も終わりに差し掛かり、名古屋も桜と花粉が舞う季節に着々と近づいていることでしょう。
春といえば桜、雛祭りなどを連想する方も多いのではないでしょうか。実家ではすでに雛人形を飾る準備に勇んでいるようです。
さて、本日は雛人形についてです。
平安時代頃より3月3日(当時は3月初めの巳の日)に「上巳の節句」が行われていました。
季節が変わる節目の時期は邪気が入りやすいと信じられていたため、無病息災・子孫繁栄・豊作を願ってお供えを祀り邪気を祓うために節句の行事が行われていたそうです。
平安時代の上巳の節句は年齢・性別関係なく、草や藁で作った人形(ひとがた)で体を撫で、穢れを移したものを川に流すことで厄を祓っていました。同じ頃に邪気を祓う聖木とされる桃の花が咲き、桃は長生きできると信じられていたため、桃の花の入った桃酒を飲むようになりました。そのことから「桃の節句」ともいわれています。
平安貴族の10歳くらいまでの子女の間で「ひいな遊び」というおままごとが流行っていました。「ひいな」には小さくてかわいいものという意味があり、「ひいな遊び」で使われていた人形は人の代わりに厄を受けてくれると信じられ、海や川に流す人形は「流しひな」と呼ばれ、雛人形の由来とされています。
江戸時代には技術の発達により、紙ではなく豪華で精巧な作りの雛人形になったことで「流しびな」は次第と薄れて、雛壇に飾られる現在の風習へと変容していきました。
雛人形を飾る時期は立春(2月4日)から2月中旬がよいとされ、遅くてもひな祭りの一週間前までには飾りを済ませるといいでしょう。
なぜ立春かというと春の季節を祝う意味もあるため、暦上で春が来るとされる立春を待って飾ります。
立春以外には「雨水の日(例年2月19日)」があります。
雨水とは雪が雨に変わり、氷は解けて水となり草木が芽生え本格的に春がやってくる頃を言います。
雨水に飾ると良縁に恵まれるという言い伝えが所説あり、春の訪れとともに新緑が芽吹くように良縁も芽吹く説や水は生命の源であり水の神様は子宝・安産の神様と言う説もあります。
おめでたいお祝い事ですので、縁起を担ぐのであれば大安の日に雛人形を飾るのも良いかもしれません。
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三具足(香炉、燭台、花立て)、仏壇の鈴、お水、枕飯、線香 などの供物を捧げる仮祭壇
・後飾り壇(遺骨や仮位牌が自宅に移った時 四十九日の忌明けまで安置する時に使う祭壇)
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旅立ちスタッフ 木田