皆さん「阿吽の呼吸」という言葉を聞いたり使ったことはありませんか？

「阿吽の呼吸」の意味は「二人以上が一緒にある物事をするときに相互の気持ちの一致することやその微妙なタイミング、またその間合いを巧みにつかむこと」です。

本来、「阿吽」とは仏教用語における言語観で「阿」は口を開いて最初に出す音、

「吽」は口を閉じて最後に出す音。

サンスクリット語（古代インドの言語）において、最初の字音「阿」と最後の字音「吽」で

万物の始まりと終わりを表すとされています。

皆さんも目にしたことがある神社の狛犬や金剛力士像、沖縄のシーサーなど一対で存在する宗教的な像は、一方が口を開いた「阿形」、もう一方は口を閉じた「吽形」となっています。

このことから相対・対比・対立など相対する二つのものとなり、それが転じて「阿吽の呼吸」は一対のものが息を合わせている様子から何かを一緒に行うときにぴったりと息があうこと。を指す言葉になったそうです。

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最期のひととき旅立ち　中村