穀雨(こくう)
二十四節気の一つ「穀雨(こくう)」とは「雨降って百穀(ひゃっこく)を潤す」という言葉が由来です。温かく柔らかい雨が降り、田畑を潤す時期という意味があります。
春分や清明(せいめい)の時は晴れたり曇ったり、温かかったり寒かったりと春の変化が多い気候でしたが、穀雨の頃になると気候が安定してくるため、種まきに最適な季節になります。
昔から農作業のスタートは穀雨を目安にされ、農作業と雨は切っても切れない関係でした。
清明から数えて15日目頃が「穀雨」で春の最後の節気です。
例年4月20日頃で、2021年は4月20日(火)が穀雨にあたります。
太陽黄経が30度の位置にあたり、立夏の前日までを言います。
4月下旬から雨はしばらく降り続け、田畑を雨で潤し新芽を生長させます。雨が終わるのが5月初旬ごろ。その頃には八十八夜(5月2日頃)になります。
穀雨の後には、気温が一気に上昇に夏の訪れを迎えます。
春は立春に始まり、穀雨で終わると言われています。
二十四節気の言葉を覚えると、季節の変化を知る切っ掛けになりますね。
最期のひととき旅立ちでは、館内見学を随時行っております。お気軽に起こしください。
旅立ちスタッフ 木田