直葬ってなに?
最期のひととき旅立ちへご相談に来られるお客様で、「本人は直葬でいい」と言っているのだけど、実際直葬ってどんなものなの?というご質問が最近増えてまいりました。
皆さまがイメージしている「直葬」は、亡くなられた場所(病院など)から直接火葬場に連れてってもらえるというのを想像されているようですが、実際はそうではありません。
法律上死去から24時間経過しないと火葬は行えませんので、現実的に病院に24時間安置したり、ましてや病院にお棺を持ち込むことも難しいことです。
したがって一旦はどこかに故人様をご安置し、且つご納棺をしないと火葬は執り行えないということになります。
住宅事情の問題や、近隣住民へ訃報をお知らせしないなどで、ご自宅にご安置する方は近年では少なくなってきているので、やはり葬儀社の安置施設を利用しない事にはむずかしいのです。
葬儀社の安置場所を選ぶ基準として、「心が落ち着ける場所か」「清潔であるか」「いつでも会えることができるか」が大切ではないかと思います。