湯灌は必要か必要じゃないか。
湯灌は故人様の安らかな旅立ちを祈る儀式ですが、体の状態や衛生面を考えた施行であるとも言えます。
「必要か必要じゃないか」
こういう話題もよく上がります。まずご葬儀前の段階で関わる機会はやはり遺族様しかなく、そう回数もあるわけではありません。
ですので、実際に見たことある方のみ、どういう状況で進んでいくのかも分かりにくいと思います。
亡くなる前日にお風呂に入られたとか、着せ替えやメイクをご家族でされたからもう十分というご家族もいらっしゃれば、お風呂が好きだったから、髭をそったり髪を洗ってあげたいからと湯灌を希望される方もいます。
ご家族が選ぶことですので、するしないはどちらでも構わないと思いますが、例えば口や目が大きく開いているのを閉じてほしい、傷の処置をして欲しい、出血や腹水をどうにかして欲しい、となりますと、やはり湯灌納棺は必要になってきます。
故人様の状態は、生きている方とは違って刻一刻と変化をしていくものです。酷なようですが、その変化がお顔や身体に負担をかけていきます。
どうしても状況判断になってしまいますが、ご遺族様の意思も尊重しつつ、故人様の尊厳も一緒に保たれるようにしてくいくのいが一番いい判断です。
最期のひととき旅立ちでは
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旅立ちスタッフ 山岸