湯灌の歴史
湯灌はご葬儀に際し、故人様をシャワー入浴・清拭をし、男性はひげを整え女性はお化粧をして、旅の衣装にお着せ替えをしてご納棺をさせていただくことです。
旅立ちでも担当スタッフがお伺いしてご納棺までお手伝いをさせていただいております。
さて、この湯灌というのはいつ頃からあるのでしょうか?
古くは中国から仏教とともに日本に伝わってきたそうで、江戸時代にはお寺に湯灌場というのが設けられ、お寺の住職立会のもと、遺族が行うことが多かったようです。
ですので、歴史としては100年前後という決してご葬儀に比べると古いものではないのです。
日本で、葬儀に組み込まれていった経緯は
1954年青函連絡船洞爺丸事故という、日本でもかなり大きな船舶事故がきっかけでした。
当時、犠牲者の方が大変多く、地元の葬儀社だけでは対応することが難しく、地元の方々がご遺族様に故人様を引き渡す役目を手伝ったそうです。これがきっかけで納棺師が誕生します。
のちにご納棺だけではなく、湯灌やエンゼルケアを担っていくことになるのですが、先にありますように、歴史としてはそこまで古くはありません。
納棺師という言葉も造語で、宗教や文化とはあまり関係性がないようです。
しかし、新しい儀式だとしても、携わる私達は故人様の安らかな旅立ちと遺族様のグリーフケアサポートにつながっていると思っています。
最期のひととき 旅立ちでは湯灌納棺・メイク納棺も含めてご葬儀に関することについての、ご質問やご相談をいつでも受け付けております。
お電話やメール、直接来館もお待ちしております。
旅立ちスタッフ 山岸