残すもの、残されるもの。
蒸し暑さが戻る中、高校球児の夏が終わりました。
平成最後の夏の甲子園の幕が下りました。
ですがまだまだ8月、名古屋の夏は厳しいです。
私にとっての8月というのは、少し特別です。
手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が
河野裕子『蝉声』より 絶歌
歌人 河野裕子さんが最後に自宅療養のベッドで詠んだ短歌です。
病気は癌でしたが、最後まで戦いそして美しい言葉を紡がれていきました。
亡くなるまでの間に、河野さんは紙という紙に短歌を書き付けていて
それを夫の永田和宏さんと娘の紅さんが必死に拾い上げたんだそうです。
弱くなってしまった筆圧でティッシュの箱に書かれた歌。
それを探す夫と娘。
何を残していくのか。
そして残されたものはそれをどうしていくのか。
私はご葬儀をする会社のスタッフです。
一般的に通夜・告別式と合わせましても、ご遺族様ご親族様と一緒に過ごすのは
二日間ほどになります。
しかし、そのなかでも
「こんなことがあった」「こういう話をした」という思い出話に花が咲いたり
「これをしてあげたかった」「もっと一緒にいたかった」とお悲しみを聞いたり
その都度、お気持ちに触れることが多いのです。
いかにそのお気持ちに寄り添っていけるか、毎回考えさせられます。
ご葬儀は人の死を弔うためもありますが
生きている人のためにでもあると思っています。
そこから、またお互いを思いやり慈しむ日々が続いていくんだと思います。
最期のひととき旅立ちでは
皆さまのご提案やご希望のご葬儀の形に
出来る限りお答えしていきたいと思っております。
事前相談、生前見積もりも承っております。
ただいま
あんしん早割チケットを無料でお渡ししておりますので
この機会にぜひご検討ください。
旅立ちスタッフ 山岸