抹香鯨
マッコウクジラの腸内に、消化できなかったエサのタコやイカのクチバシが入り込むことがまれにあり、腸を守るために出る消化分泌液がそのクチバシにまとわりついて層になり固まります。
その結石が正体不明だったため、中国で龍の涎(よだれ)が固まったものと考え龍涎香(りゅうぜんこう)と名付けられました。
捕鯨が禁止される前は捕まえたマッコウクジラから取り出すことができましたが、今では漂流しているものを海で見つけるか、海岸に打ち上げられたものを発見するという偶然でしか手に入らない貴重なものなのです。
排泄直後の龍涎香は生臭く、長期間の漂流で黒から灰色を経て白色に変化し、それによって香りも悪臭から青臭い香りになり最終的に神秘的ないい香りになります。
嗅いでみたいものですね。
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旅立ちスタッフ 島袋