忌中と喪中のお話。
大変に大きな台風24号が日本列島を横断していきました。
各地でまた被害が出ております。
皆様の所は大丈夫でしたでしょうか?
亡くなられた方のご冥福と各地の早い復興をお祈りいたします。
今日は「忌中」と「喪中」のお話です。
お身内が亡くなられましたら、そのご遺族の方は「喪に服する」、身を慎む期間に入ります。
「忌中」は仏教では四十九日の法要までとされております。神道では五十日祭までです。
「喪中」は故人を偲ぶ間で、一周忌までとされております。
より近い親族や地域によって日数は変わりますが、大体一年間ほどは慶事を行いません。
今はそこまで厳しくないので、忌中の間は神社への参拝を避ける、喪中ではお祝い事を避けるなどですが
どうしても延期や中止できない事は忌中明けに行うこともあります。
「喪中」といいますと、多分皆さまが真っ先に思い浮かべるのは
「喪中はがき」ではないでしょうか?
こちらから喪中はがきを出す場合は、早くても11月ごろから12月の始めには出したほうがよいでしょう。
お相手が知らずに年賀はがきを出されることもありますので、何事も早めが肝心です。
届いた方は松の内が過ぎた頃に寒中見舞いを出されるとよいでしょう。
例えば年末にお身内が亡くなった場合で喪中はがきが間に合わなかった場合もありますので
そういった場合はやはり、松の内が過ぎてから寒中見舞いなどで近況を報告されると良いかと思います。
基本的には
お正月も新年を祝うようなこと、おせち料理やお屠蘇などはしないほうがいいです。
用意をして料理として食べるのは全然かまいません。
なにもないのも寂しいですからね、親族さまと集まって故人様を偲ばれる日とするといいかもしれません。
四十九日であける「忌中」とは違って、「喪中」は基本的には1年ほどと長い期間になります。
ですので予定が変えられないことも多いので
昨今は結婚式などはキャンセルせずに行うことがほとんどです。
そこにきちんと故人様を偲ぶお気持ちがあればよいのではないかと私は思っております。
もしかすると故人様もお浄土で皆さまがにこやかに過ごされることを望んでいらっしゃるかもしれません。
しかし、昔からの考えや地域性、ご遺族お親族のお気持ちなどもあるので
そのあたりはきちんとお話し合いをしたほうがいいと思います。
最期のひととき 旅立ちでは
四十九日法要や一周忌の法要も承っております。
いつでもお気軽にご相談ください。
旅立ちスタッフ 山岸