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小説のお話。

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夕方になり雨が降り出しました。

昼間はぬるかった風もいまは少しひんやりします。

寒暖差のある5月ですが、皆さまの体調はいかがでしょうか。

 

本日は、スタッフ山岸の趣味「小説」のお話です。

以前「ご葬儀に関連する本」や「葬儀屋さんの漫画」などを紹介いたしました。

今回は小説になります。

第19回小学館文庫小説賞をとりました

「ほどなく、お別れです」という小説です。

作者は長月天音さん。この本がデビュー作となります。

ご本人も大切な方を亡くされている経験がおありだそうです。

 

ネタばれしてしまうといけないので掻いつまみますが

就職難の女子大生が元のアルバイト先の葬儀屋さんで色々な人に出会う話です。

主人公自身も不思議な力があり、ちょっと訳アリのご葬儀を担当していきます。

(このあたりはフィクションなので、私共とはあまりあてはまりませんが。。。)

哀しみの中、最後に「何のために葬儀を執り行うのか」というのを

考えさせられる一冊でした。

 

「ほどなく、お別れです」

この言葉は、私共葬祭関連の仕事に従事している者しか口にしない言葉です。

出棺のお時間が近づき、名残は尽きないその時に

この言葉を私共は言います。

でも、この言葉は亡くなった人と生きる人を隔てる言葉ではないと

私は思っております。

 

小説は大変読みやすくできています。

悲壮感や過激さは一切ない、優しい物語ですので

一度ご興味ある方はぜひ。

 

最期のひととき旅立ちでは

心のこもった葬儀、お別れを提案しております

宗旨、宗派にとらわれることなく

皆さまの心のこもった方法で

お見送りいただけます。

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旅立ちスタッフ 山岸

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