今年の終わりが少しづつ近づいてきました。

皆さま、新年に向かってやり残したことはありませんか？

私は大掃除をしてスッキリとしたいと思います。

大掃除のルーツは煤払い（すすはらい）にあります。

元来お正月の行事とは、新年を司る年神様をお迎えするためのものです。

年神様は、農耕神・祖霊神と考えられていたため、各家にやってきて新年を生きる力や福を授けてくださると言われています。

いつも神様は清らかな場所で過ごされ、家にお迎えしたときは神棚や仏壇で過ごされるため家中の掃除をして清め、しめ縄をかけて家の中に結界を作ります。

年神様を迎えるために神棚や仏壇を掃除し、準備する神聖な行事を煤払いといい、主に12月13日に行われます。家中を清め払う大掃除は別の日に行われます。

それでは大掃除はいつまでにすればよいのでしょうか。

年神様は大晦日（12月31日）の朝にやって来られるといわれているので大晦日に大掃除をするとせっかくやって来てくださったのを追い返すことになってしまいます。

30日は旧暦で大晦日、29日は「9(苦)がつく」と避けたほうがよいため、28日までに大掃除をするのがよいでしょう。

今年の塵は年内に払い、新年を心地よく迎えたいものです。

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旅立ちスタッフ　木田