北枕
本日は「北枕」についてお話します。
「北枕」とは頭を北、足を南に向けて寝る事です。亡くなられた故人さまをご安置する際、北枕になるようにお寝かせします。これはお釈迦おさまが亡くなられる際に頭を北に、顔を西に向けていたことから由来します。これを頭北面西といいます。
日本では「北枕」は死を連想させるとして縁起の悪いこととされていました。
一方で北枕は快眠できる方位と言われているのをご存知でしょうか?これは「地球の磁場」と関連していて、日本が位置する北半球は磁力線が北から南に走っており北枕はこの磁力線の流れに沿った寝方となるため血行促進につながり、疲労回復にも効果があるそうです。
また風水でも北枕は「頭寒足熱」の理にかなった運気の上がる寝方とされています。
しかしながら北枕については諸説あり、安眠効果についても個人差があると思われます。私自身、物心ついた頃から「縁起が悪いから北枕で寝てはダメ!」と思っていましたが北枕の安眠効果に期待して一度試してみようと思います。
最期のひととき旅立葬儀ではご葬儀の相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。
旅立ちスタッフ 園田