入滅
お釈迦様は一か所にはとどまらず、北インドを旅しながら仏教を広めました。
雨季は、竹林精舎や祇園精舎という修行道場にとどまって説法をしました。
35歳で悟りを得てから80歳で亡くなるまでの45年間ずっとその生活を続け、多くの人々に仏教を伝えたのです。
お釈迦様はクシナガラという町でこの世を去りました。
お釈迦様の死は仏の世界に帰ったとして「入滅」といいます。
80歳になり、だんだん体が衰えていたお釈迦様はいつもそばにいた阿難陀という弟子だけを連れて故郷を目指し、最後の布教の旅に出ました。
その旅の途中で自分の命がそろそろだと感じ、クシナガラを入滅の場所に選びました。
2本の沙羅の木の間に頭を北に向け、体の右側を下にして横になりました。
阿難陀から入滅が近いことを聞いて集まった多くの弟子や信者たちが見守るなかで静かに息を引き取りました。
お釈迦様が率いる仏教教団を中心となって支えたのは有能な10人の弟子たちでした。
彼らにはそれぞれの飛びぬけた能力をたたえて「知恵第一」「神通第一」「説法第一」などのニックネームがついています。
彼らがいたから、お釈迦様の教えは今まで伝えられてきたのですね。
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旅立ちスタッフ 島袋