一休さん
とんちで有名な一休さんですが、実は天皇の隠し子といわれ、6歳でお寺に入りました。
17歳で謙翁和尚に弟子入りし、「宗純」という新しい戒名を授かりました。
青年時代は、とてもデリケートで真面目なお坊さんだったようです。
21歳の時に大切な和尚が亡くなり、自分も川に身を投げて命を断とうとしました。
22歳の時、華叟和尚の弟子となり、「一休」という道号を授かります。
26歳の時、坐禅をしていた際にカラスの鳴き声を聞いて、
「カラスは見えなくてもそこにいる。仏もまた見えなくとも自分の心の中にある。」と悟ったといいます。
一休が、決まり事にこだわらず自由に生きるようになったのはそれからです。
当時の仏教界には、偉い人と仲良くなって出世する事ばかりに力を入れ、勉強や修業を怠けるお坊さんがたくさんいました。
一休は、そんな形だけのお坊さんにはなりたくありませんでした。
だから一つのお寺にとどまらず、みんなに仏教を広めていったのです。
壮絶な人生を送り、世の中のきれいごとに対する反骨精神で仏の道を説いた一休の最期の言葉は「死にとうない。」
当時言えなかった本音を言う、一休さんらしいですね。
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旅立ちスタッフ 島袋