エンバーミングとは。
エンバーミングという言葉をご存知でしょうか?
時折、映画やドラマなどで耳にすることが多いと思いますが、一般的には「遺体の処置」として知られています。
具体的に言えば、遺体の血液をすべて防腐液に入れ替え、病原菌や細菌の発生や腐敗の進行を止めることができる特殊な処置です。
遺体から感染するという解釈は、いまだ日本では余り浸透していません。元々の感染症などがどのように変化するかも研究が進んでいないのも現状です。
医療の現場からは遺体を適切に保存するというのは、新たな病気や感染症を防ぐためにも大切だと言われています。
葬儀業界においても、エンバーミングをすることによって、通常でしたら亡くなって24時間以上経過すれば火葬をできるということで、あっという間にお通夜・ご葬儀・火葬と進んでいきますが、エンバーミングによって、故人様の状態はドライアイスを当てなくても綺麗なまま保つことができます。10日から2週間は大丈夫とのことです。
ですので、ゆっくりとお別れをすることができます。
例えば、遠方の親族やご友人にも会っていただくことができます。
それから、もし海外で亡くなられた場合も、飛行機で帰ってくる際は必ずエンバーミングを施してからとなります。
衛生面や保存期間の延長も大事ですが、なによりゆっくりとお別れが出来ることによって、残された方々のグリーフケアにもつながっていくのです。
ただ、普通の湯灌納棺に比べて、金額が高いのも現状です。
相場は15万から25万円で、これもご遺体の状態によって変わります。
一度作った表情はなかなか変えることも難しく、乾燥を防ぐためにお口をしっかり閉じさせていただくことが多いのですが、これを開けてほしいというのは中々難しかったりします。
エンバーミングは湯灌納棺と違い、特別な施設にお連れしてからの施行となりますので、その都度、遺族様にどのようにされたいか伺うことも難しくなります。
お別れのタイミングを考慮して、選んでいただくのが良いかと思います。
最期のひととき旅立ちでは
エンバーミングも受け付けております。
気になることわからないことは都度お答えできますので
お気軽にお立ち寄りください。
旅立ちスタッフ山岸