観音縁日
暦の上ではもう秋を迎えておりますが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
本日は縁日について紐といてみたいと思います。
私も幼少の頃、両親によく連れられ遊びに行った記憶がございます。
当時は屋台や金魚すくいなどの露店がたくさん並び、楽しく賑やかなお祭りとしか
認識しておりませんでした。
それではいったいどのような意味があるのでしょうか?
縁日とは特定の神仏と人々が縁を結ぶ日を言い、結縁(ゆえん)の日とも言われております。
この日にその神仏にお詣りをすれば、普段以上に御利益があるとされています。
縁日は毎月決まった日付に行うところや、干支から日付を決定して行うところなど様々ではありますが、
特別に霊験あらたかな神仏にお詣りすることができ境内にはのぼりが立ち、露店や屋台で賑わいます。
毎月18日、本日は観音縁日でございます。
観音様は「音を観る」とあります。世の中の人々の苦しみの声を観じて、その苦悩から救済する慈悲深い菩薩様。
自由自在に現れ救う相手に応じて姿を変えることから千変万化の相となると言われ、
そのお姿は六観音・三十三観音などに表されております。
最高位である如来(悟りの境地)に達しておりましたが、衆生を救済するために如来の座から一段下り
人間界に近い菩薩の身になったとされております。
観音縁日は浅草寺(東京)や清水寺(京都)が有名ですが、愛知県では尾張四観音の1つ笠覆寺(笠寺観音)が有名ですね。
最期のひととき旅立ちでは随時見学を受け付けておりますので、お気軽にお越しくださいませ。
朝夕はしのぎやすくなりましたが、油断されずどうかお体を大切になさってください。
旅立ちスタッフ 木田